高校時代の数学と教えることの難しさ

高校生の時の数学の先生がすごく頭のいい人で、頭が良すぎるが故にわからない人の気持ちが理解できないのか、教えるのが下手だった。

 

『なぜこれが理解できないのかがわからない』といった感じだった。

もちろん先生のことは嫌いではなかったし、普段話す分にはむしろ楽しかった記憶しかない。

そんな私が今日、5歳になる姪っ子の勉強をみた。

母親からの宿題で、今2桁の足し算と引き算をやっているらしく、1問、1問指折り数えながら問題を解いていた。

 

『1,2,3,4,5,6,7,8,9,10、、、、、、』

 

 

ああ、こうやったらもっと簡単なのにいいい!!!!!

 

と思い説明をするけど、

 

『◯◯◯ってどうゆういみ????』

 

そう、言葉の壁にぶつかる。まだ五歳児だ。

 

自分なりになるべく簡単な言葉でわかりやすく伝えようと試みるが、染み付いた自分の当たり前な感覚と言葉ではなかなかうまく伝わらず、絵を書いたり、物を並べたりしてやっとこさ2桁の数字がどういうものなのか理解してもらい問題を解いた。

 

教えるのってめちゃくちゃ大変

 

 

そこで冒頭に書いた高校時代の数学の先生が脳裏に浮かんだ。

 

 

でも5歳の姪っ子のすごいところは、考え方のコツを掴んだらそこからスラスラと問題を解けちゃうとこだ。

少し前までわからないとダダこねてたとは思えないくらい。飲み込みが早い。

そして問題を解くと「楽しい!」と無邪気に笑った。

 

なんでもいいからこうやって何かきっかけを見つけることが大事なんだなと。

私が教えたつもりでいたけど私の方がいろいろと教えられた気がする。

 

 

嗚呼、先に書いた数学の田中先生は今も元気でいらっしゃるだろうか?

私があまりに宿題を提出しないから職員室に呼び出されて、

『数学なんてどうでもいいってか??』と言われこと、いまだに覚えてます。

あの時は宿題溜めこんですみませんでした。。

 

 

 

 

<今日のワーク>

 

■感謝していること

一日笑えたこと

 

■達成できたこと

人のいいところを見つける、そして伝える